2019-01-24
最近オーダーして頂く方が多くなってきたダブルのスーツについて
当時、80年代にアルマーニを始めとするイタリアンモードの流れより
肩パッドがてんこ盛り状態で、肩幅が大きく裾にかけて極端にテーパードした2タックの裾長めのソフトスーツが流行しました
ダブルブレスト4釦1掛で前ボタンをはずして、だらしなく着るのが流行っていました
その後、90年代になりバブル崩壊、シルエットがタイトになっていきます
景気によるスーツのスタイルの変化も興味が湧きます
ここ数年、ピッティウォモなどで観察していると、クラシックな正統派ダブルブレストのスーツを見る事が多くなってきました
イメージしやすいのは、英国チャールズ皇太子の着ている6釦2掛のダブルのスーツの着こなしです
ダブルの着こなしには一応ルールがあり、ノータイは相応しくなく、座った時に釦を外してはいけないなどあります
(シングルスーツの場合は、座りながら釦を外して、立ち上がりながら釦を留めるという所作になっています)
マナーをおさえた上で、いつも凛とした着こなしが必要だと感じます
4釦2掛のダブルのスーツの出来上がりです
ちょっといつものとは違うのが良いという方には
6釦不要だというお声もちらほらあります