ホテルユニフォーム

 

この度、某ホテルのスタッフ様と支配人様用のスーツをおつくりさせて頂きました

 

今回ご紹介させて頂くこちらは、支配人様のスーツとなります

3つ釦段返りスリーピースでベーシックなものを選ばせて頂きました

生地は、葛利毛織のモヘア混のもの

ベーシックなお色目ですが、目が詰まっており艶があり

落ち着いた重厚感のある雰囲気です

また、モヘアは英国生地のようにシャリっと仕上がりますので

立体感があり仕立て映えするのが特徴です

 

縫製は手縫いでなくミシンになりますが、立体縫製で作らせて頂いておりますので

ラペル部分がぺたっとした安くささはなく、丸みがあり美しいスタイルに仕上がります

 

 

また、スチームアイロンで吹かしてやると皴もとれやすい生地です

裾部分を手で持ち、ウエスト部分の重みでパンツをピンと張りながらの作業となります

スチームを掛けると皴も取れやすいですし、クリースも抜けにくいです

 

 


余談になりますが、クリースについてですが、

シロセット加工と言って、クリースが残る加工をご希望される方もいらっしゃるのですが

これは、天然のやわらかな生地の上から糊付け加工をするイメージになります

スーツの生地の表面にご飯粒を残しているのを気づかないうちに、かぴかぴになって白くなり跡が残ってしまった。それを取ろうとしても固まって生地が引っ張られてお困りになられたご経験はありませんか?

簡単に言うと、これと同じ事で、加工することで、それも米粒跡ならまだしも、広範囲において固定して生地を動かなくするので逆に生地が裂けやすくなったり、摩擦でテカリが出やすくなるのであまりおすすめではありません

 

クリースを残したいという場合は、おじさんくさいと言われるかもしれませんが

ステテコの着用がおすすめです!

汗を吸ってくれる某エア〇〇〇が筆頭です

クリースが抜ける要因のひとつに、汗の付着によってクリースが抜けてしまう現象が起こるということです

ステテコが汗を吸収するので、クリースが抜けにくくなります

ビジネスシーンにおいて、ロングホーズ(ひざ下までの長い靴下)のソックスを着用するのが、肌をみせないという紳士のマナーになっていますが、その他のメリットとしては、ひざ下のクリースが抜けにくくなります

 


 

 

 

ネクタイに関しては、企業様からの支給もありますが

支給品以外のネクタイを着用される選択肢としては

ブランドをひけらかしたもの以外、軽めのプリントタイでなく、ジャガードの重厚感のあるベーシックな無地物かストライプになってくるかと思います。それぞれの企業様でテーマカラーがあると思いますので、それに準じたお色目をご選択戴きたいです。また、今回の採寸やお打ち合わせで、企業様の雰囲気、コンセプトやお客様へのおもてなしについてなどもお伺いさせて頂いておりますので、わからない場合はイメージできるネクタイをご紹介させて頂きますのでお申し付けくださいませ。