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プロ野球を見るのが好きなのですが、先日、落合博満元監督の動画をじっくりと見ていました。そこで語られていた「守りの野球」という言葉。これが今の自分の仕事にとって、非常に大きなヒントを与えてくれました。
プロ野球界の名将、岡田彰布監督や落合博満監督。 このお二人に共通しているのは、派手な打ち合いで勝つことよりも、着実に失点を防いで勝機を待つ「守り勝つ野球」を徹底していたことです。
一見、地味に見えるこの戦略。しかし、その本質を紐解いてみると、実はビジネスの世界でも驚くほど共通する「勝負の鉄則」が隠されているのではないかと思いました。
プロ野球の名将が語る「守り勝つ」とは?
両監督が何より大切にしたのは、一発逆転のホームランを狙う派手な攻撃ではなく、「失点を最小限に抑える仕組み」を作ることでした。
落合監督はよく「打撃は水物(みずもの)」と言います。 どんな強打者でもスランプがあり、計算が立たない。一方で、「守備や走塁にはスランプがない」とも断言しています。
つまり、
- 計算できない「運」や「好調」に頼るのが攻撃
- 練習と準備で100%に近づけられるのが守備
この「守備は裏切らない」という考え方こそが、常勝チームを作る土台。
ビジネスにおける「鉄壁の守備」を考える
これを私たちの「仕事」に置き換えると、一体どういうことになるのでしょうか? 私が日々の業務の中で大切にしている「守り」の項目を整理してみました。
- 「お客様との約束」「納期」「発注ミスをしない」 野球でいえば「正面のゴロを確実にアウトにする」ことです。派手なホームランやファインプレー(特大のプレゼン)は出来ないので、こうした当たり前のことを100%やり遂げることが、信頼という大きな土台を作ってくれるのではないかと分析しています。
- 「アフターケア」「売上にはならないけれども仕事をきちんとする」 これは「無駄な失点を防ぐ」活動です。新規顧客を獲得する(攻撃)のは不得意ですが、今いるお客様を大切にする(守備)ことで、離脱という失点を防げます。結果として、大崩れしない強い組織になります。
- 「お客様のための提案(自社製品以外も含む)」 目先の1点(自社の利益)を強引に取りに行くのではなく、長い目で見て「勝てる状況(お客様との強固な信頼関係)」を作ることを優先する。これこそが、相手の状況を読み切った「最高の配球」になるのではないのかなと思います。
当たり前を極めることが「勝ち」に繋がる
ビジネスも野球も、つい派手な「攻め」に目が向きがちです。しかし、本当に強い人や組織は、まず「守り」を固めています。
「負けない準備」を徹底し、ミスを最小限に抑えていれば、チャンスが来た時に必ず勝機を掴めると思います。
「当たり前のことを、誰にも真似できないほど徹底的にやる」
名将たちの言葉を胸に、明日からも自分の「守備範囲」をしっかりと守り抜きたいと思いました。
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