オゾン層は回復傾向に|フロン規制とドライクリーニングの関係

オゾン層が、少しずつ回復しています

大雨や天候不順が続いています。先日、お客様とお話ししているなかで、そんな天気の話から「オゾン層」の話題になりました。

地球を紫外線から守る「オゾン層」。実はこのオゾン層、少しずつ回復してきていることをご存知でしょうか。

クリーニングの裏側にあった「フロン」

大切なスーツを傷めずにきれいにするドライクリーニング。かつてこの洗浄液には、「フロン」という物質が使われていました。実はこのフロンこそ、地球を紫外線から守る「オゾン層」を壊す原因物質だったのです。

興味があって調べてみると、1987年、世界の国々が話し合い、フロンを段階的にやめていくことを約束しました(モントリオール議定書)。以来、業界では環境に優しい洗浄方法へと切り替えが進みました。今では、フロンを使わないクリーニング技術が当たり前になっています。こうした積み重ねにより、国連の報告では、オゾン層は今世紀半ばには本来の状態まで回復する見込みだとされています。

紫外線対策の服が増えたのも、この流れから

オゾン層が薄くなると、地上に届く紫外線が増えてしまいます。そこで生まれたのが「UVカット」の機能を持つ素材です。今では夏の定番機能として、多くの製品に取り入れられています。

私たちにできること

フロンの規制は、実は地球温暖化を防ぐことにもつながっています。良い製品を長く大切に使っていただくこと、そして環境に配慮した素材やケアを選ぶこと。これも、私たちアパレルを扱う者の役割だと考えています。

小さな洋服一枚にも、こうした地球規模の物語が隠れています。次にお手持ちの一着を袖を通すとき、少しだけ思い出していただけたら嬉しく思います。

クリーニングの基礎知識
上部へスクロール