なぜ、いまベルジャンシューズなのか

革靴離れと言われて久しくなりました。
一方で、クラシックな革靴をそのまま続ければ良いとも、正直思っていません。

スニーカーという選択肢もあります。
ですが、私が取り組む仕事としては、
構造も価値基準も異なり、どうしても不釣り合いでした。

量産でもなく、
トレンド消費でもなく、
かといって過去の様式をそのまま守るだけでもない。

その間にあるものとして、
ベルジャンシューズは非常に理にかなった存在だと考えています。

ベルジャンシューズは、
革靴でありながら、革靴らしさを主張しすぎない靴です。

紐がなく、構造は軽い。
しかしその分、
木型のライン、甲の被り、革の質感、縫製の精度が
そのまま表に出ます。

ごまかしが効かない反面、
きちんと作れば、
今の服装にも、今の生活にも自然に馴染む。

革靴離れへの対抗として
カジュアル化やスニーカー化を選ぶのではなく、
革靴の文化を保ったまま、日常との距離を縮める。

その答えとして、
ベルジャンシューズは最も誠実な選択肢だと考えました。

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